HHKB の清掃
普段使っているキーボードは PFU の Happy Hacking Keyboard の無刻印モデルである。
Happy Hacking Keyboard Professional2 Type-S 白/無刻印(英語配列) PD-KB400WNS
- 出版社/メーカー: PFU
- 発売日: 2011/06/15
- メディア: Personal Computers
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無刻印モデルを使っているのは、単純に刻印というものが美しくないからである。僕はなぜ外のメーカーが無刻印を出さないのか理解できない。鍵盤に「ドレミ」と書かれたピアノを誰が買うだろうか? 小学生向けの練習用ならともかく。毎日使うものであればそのくらいの美意識はあっていい。
というわけで本機を5年ほど使ってきたのだが、いかに美しい無刻印であっても5年分のホコリと手垢が溜まると汚い。掃除をする。
まず Amazon でキートップを外すための器具を買う。 435円で「あわせ買い対象商品」なので、送料無料にするためには合計2000円以上注文する必要がある。適当に本でも買うと良い。
FILCO Keypuller キーボードメンテナンス用キーキャップ引き抜き工具 ブラック FKP01
- 出版社/メーカー: FILCO
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翌日届く。さっそくキーを外す。とりあえず左端の ESC〜Shift キーを外してみる。
うわっ、髪の毛が出てきた。めげずに作業を続ける。
全部外れた。無刻印なのでキートップが入れ替わっても問題ない気がするが、なんとなく悪影響が出そうなので順番は保存しておく。この段階で注意するべきことはスペースキーに金属のバネがついている事で、清掃作業中にこの部品を紛失する危険性がある。
(しそうになった)
まずこの基盤を掃除する。精密機器なので水拭きは避けて無水エタノールを使う。と思ったが自宅にあったのは消毒用の80%エタノールだった。20%ほど水が含まれている。まあいいや。キー間の細い溝にエタノールで濡らした綿棒を突っ込んでいく。すごい勢いで綿棒が真っ黒になった。
あとはキートップを1個1個ていねいにキムワイプで拭いて、手垢とホコリを落としていく。80%とはいえエタノールなのですぐ乾く。キーを順番にぽこぽこ嵌め込んでいく作業は実に楽しい。「無限プチプチ」があるのだから「無限HHKBキートップはめ」があってもよい。
Before - After はご覧の通りである。劇的に美しくなったが、凝視するとまだ薄っすらと手垢がついている。メラミンスポンジとか使えばもっと綺麗になるのだろうか。それは来年のお楽しみということにする。
キーボードが美しくなったのでこれで明日から美しい原稿が書けるに違いあるまい。