1400字制限

最近の記事のほとんどが1400字を超えているのでタイトル無視も甚だしいが1400字「以下」に制限するとは言っていない

日記についての日記

何でもコツコツ続けると良いことがあるらしい。僕はここ5年 Twitter 界隈に入り浸っているおかげで色々なスキルを覚えた。

まず研究室で快適に Twitter をするために Google 検索画面そっくりの Twitter クライアント というのを作り、これのお陰で PythonJavaScript と nginx の使い方を覚えた。ここで得た技術をもとに 人を馬鹿にしたブロックくずし を作って各種ネットメディアで取り上げられたり、日々投稿しているネタツイートをもとに 横浜駅が自己増殖して日本を覆い尽くす未来小説 を書いて小説投稿サイトカクヨムで週間総合1位をとったりした。詳しくは書かないけれど結構な金銭も得ている。

そうこうしているうちに Twitter のフォロワーがだいぶ増えて「あいつはアルファツイッタラーだ」と呼ばれるようになった。ろくに本業をせずにツイートばかりしているという侮蔑的な意味も多分に含まれているのだと思う。本業をおろそかにしているのは事実なので反論のしようもないが、正直なところ本業よりも上述のようなよくわからない諸々を作っているほうが生産性が高いような気がする。

ただインターネット世界というところも細分化が進んでおり、僕の所属している界隈では水素水の科学的根拠の無さがごく常識的に知られているのに Google で検索してみると肯定的な記事ばかり出てくるので自分が狭い世界に閉じこもっているということはしばしば思い知らされる。というわけで活動範囲を拡張するためにブログをコツコツ書くべきではないかと最近思っている。だからこんなどうでもいい記事を書いている。思いついた文字をだらだら並べた記事をたくさん書けばそのうち遺伝的アルゴリズムによって良い記事の書き方を徐々に体得できるのだろう。

ところでブログ界隈というところは遠巻きに見ていると自己言及性が高すぎるように思える。つまりブログでブログ論ばっかり書いてる。「ブログで金儲けする方法」とか「ブログで金儲けする方法ばかり語られる近年のブログ界隈の問題」とか「ブログで金儲けする方法を主張する自由」とかいう感じのがソーシャルブックマークの上位にやたら見られる。もちろん能動的に自分の見たいものを探しに行けばそんなことはないんだろうけれど僕はいまのところ遠巻きなのでそういう印象を持っている。かくいうこの記事もブログについてのブログである。インターネットはそのうちいくつかの自己言及の渦に落ち込んでいき互いが言語レベルで通じなくなるんじゃないかと不安になってくる。そういう意味もこめてなるべく隣の渦にちょいちょい顔を出してみようと思う。

ちなみに上述した小説投稿サイトカクヨムも最初の1ヶ月くらいはランキング攻略法とかサイト運営批判とか僕の私の創作論とかいった小説でないものを書く人がいっぱいいたので外部から見たら相当寒い状況だったと思う。このへんは双方向メディアの宿命的な問題というものだろう。マスコミとかは逆にもう少しジャーナリズム論を語ったほうがいい。